ボランティア中の日常
この2週間は
SHG(self help group)という
女性達が貯金したり、お金を借りれる仕組みを自分たちの村で作ったグループの、
ミーティングに参加したり、
一緒にビジネスアイディアを共有したりするボランティアが主な作業。
そんなSHGグループへ行くと、
必ずいつも、チャイ(ミルクティー)と、お菓子を用意してくれます...。
ちなみに、ミーティング中に彼女達が食べるお菓子やチャイもしっかりあります◎
まじでおいしい。(笑)
インドのクッキー
バターが多いからなのか知らないけど
本当においしい。
(もう私は日本のクッキーの味は忘れていますが)
そしてミーティングとお金の徴収がスタート💰
そんなミーティング中、
ボランティアはじめの頃は
「私たちがたった2週間で彼女達に何かしてあげることなんて絶対できないや〜。」
って思ってた。
ジェンダー問題
日本でさえも取り組むのが難しい話題を、
インドで扱うなんて、、、
しかもたったの2週間だけで。
「ボランティアって言っても、絶対何もできないやーん!!」
って2.3日で勝手に悟ってしまった私。
そんな私はボランティア中なのにボランティア精神はどこかへ置き去りにし、
「このボランティア中はとにかく学んで、この経験を後から生かし、その時に還元しよう」
なんて考え始めていた。
さらに良くないことに、
"2週間じゃ何もできない"
そう考え始めていたのが私だけじゃなくて、他のワーキャンメンバーも薄々感じ始めていた頃
「またSHGのミーティングに参加しても、どうせ何もできないんじゃ...話を聞くだけなんじゃないか...」
とも言うようなあまり良くない雰囲気の中で向かったSHG。
ここでも再びチャイとお菓子をもらう。
そして、このSHGグループのリーダーが、
多分?自慢したくなったのか、
最近作った手作りズボン👖をみせてきた。
すると、ファッションデザイナーとして今も現役でイタリア🇮🇹で働いているルチアが、
「この縫い方じゃ、すぐ破れるし、もっと他の縫い方があるよ」
と提案。
すると、女性達がみんな夢中になって
「どうやるの〜〜?」と興味津々。
そしてルチアはその縫い方をみせるために、
女の子のワンピースを作ってあげることに!
こんな感じ。
そしてその時のSHGの女性達は本当に興味津々で、新しい縫い方に目を輝かせてた。
彼女達は、その技術をしっかり学んで、
本当に嬉しそうにみんなルチアに感謝してた!
これから彼女達が縫い物をする時にその技術を生かしてくれるのだとしたら、
その服を商品化する日が来ても、品質のいい服を彼らは作れるわけだし、
「彼らを喜ばせることができたし、役立つ知識を共有できてる!!!」
と、嬉しくなった。
ルチアのファッションデザイナーである専門知識が彼女達の役に立った瞬間だった。
裁縫、料理、ビジネススキル、医療、教師、ダンス、スポーツ、どんなことでもいいと思うんだけど
自分の専門知識、専門分野があることって、本当に重要なことなんだなと
改めて実感した。
私は、この時もやっぱり見てることしかできなかった。
だけど私は大学で
マイクロクレジットを学んでいたおかげで、
このワーキャン中は
私の知識をボランティアや、現地NGO団体に共有することができたし
もし、さらに専門的な知識があったとしたら、
このプロジェクト自体を見直したり、さらにこのプロジェクトを広めることそのものに貢献できたかもしれない!
そんな風に、
こういう明確に行う作業が定まっていない
ボランティア中に誰かの役に立つことって
自分たちが予期しない時にもふと起こるものなのかもしれない。思ったのと同時に、
でもそれは、何か専門的な知識があるからこそ成立するんだと実感した。
ふう。
もっと、もっと
勉強しよう。